人生でたった一度の転職への思い
私が転職したいと思ったのは、人生でたった一度だけでした。
そう思ったのはある運送会社の助手(免許が無かったので)だったころに担当した、ドラム缶の運送です。
転職前の当時の仕事内容
空とはいえ一個の重さは10kgを超えます。
無駄に大きなこのドラム缶を4tトラックの高い荷台まで一人で持ち上げて積まなければいけません。
一回あたり50個ほどを積み、数キロ先の集積所で下ろします。
初日はそれを5回ほど繰り返しました。
肉体労働の辛さを味わった3日間
翌日、目覚めた私を襲ったのは、想像もできないほどの筋肉痛でした。
足も腰も腕も、そして腹筋と背筋は動くだけでミリミリしています。
正直、もっと楽な処に転職したいと思ったものでした。
でも、そんなことを言ってはいられません。
痛い体に鞭打って、その日も前日同様の作業をこなしました。
一日の作業がまた出来た自分にびっくりしたのを今でも覚えています。
次の日の筋肉痛は、まぁ、昨日とほぼ同じぐらい。
でもその次の日、つまり四日目の朝に大きな変化を実感します。
筋肉痛が軽くなっていたのです。
ドラム缶運びはその後も一か月ほど続きましたが、作業のきつさをその後は感じませんでした。
三日間の作業で体力がついたのでしょう。
今思うと、若いからできたのでしょうが。
転職は難しく、運も必要
転職したいと思っても、余程の実力とか腕などが無いかぎり、実現は難しいのが現実です。
運も必要ですし。
その後、船乗りに転職したのですけど、これは転職したいと思ってそうなったのではなく、偶然のいたずらでした。